翔泳社では8月3日、人気コピック作家の創作手法を解説した『コピックで描こう! カラーイラスト上達メイキング』を刊行しました。「コピック」は、株式会社Tooが開発したアルコールマーカーのブランドで、350以上の色があり、イラスト用としても人気の高い画材の一つです。本書では基本的な使い方はもちろん、作家独自の塗り方もメイキングに沿って解説しています。
翔泳社が8月3日(月)に刊行した『コピックで描こう! カラーイラスト上達メイキング』は、根強い人気があるアナログ画材、コピックのテクニックを解説したガイドブックです。
カラーイラストを描くのにPC・ペンタブレットを使う方が増えましたが、それでもアナログイラストの魅力に引き込まれ、コピックで色を塗る方も少なくありません。コピックは、単純なベタ塗りだけでなく、重ね塗り、混色、グラデーション、ぼかしなど、使い方によって多様な表現が可能です。
そこで、本書では人気コピック作家の4名に、そのメイキングとテクニックを解説していただいています。
Chapter1 メイキング:ことりはな
淡いトーンの柔らかい色彩
ことりはなさんは淡いトーンで統一された、柔らかい仕上がりが特徴的なイラストを得意とする作家です。コピック使用歴は7年、コピックチャオを使うことが多いそうです。本書のカバーイラストもことりはなさんのイラストです。
Chapter2 メイキング:りーりん
重ね塗りでつくる色彩表現
りーりんさんは、微妙なグラデーションの重ね塗りで、深みのある色彩を表現するのが得意な作家です。CGイラストだと思っていたものがコピックで描かれていると知って、衝撃を受けたのがコピックを使い始めたきっかけだとか。最近は学校や店頭でのコピック実演講座などでも活躍されています。
Chapter3 メイキング:mrk
小物や装飾の質感表現
mrk(まるこ)さんは細かい部分までこだわった質感表現が得意な作家です。 肌や艶のある髪、お菓子や小物などの質感表現を中心に解説していただいています。 明暗のコントラストを生かしながら描き込まれた細部に注目です。
Chapter4 メイキング:新堂みやび
ぼかしを生かしてファンタジックに
新堂みやびさんのイラストは、2種類のグラデーション手法を組み合わせたぼかしや混色が非常に特徴的です。児童書のカットや漫画の制作もされており、ファンタジーな雰囲気がとてもよく出ています。
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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