グレープシティは、モバイルアプリ開発用コンポーネントセット「Xuni(ズーニー)」の最新版を、9月16日に発売した。
Xuniは、モバイルアプリ開発用にグリッドやチャートなど各種UIをライブラリとして提供するコンポーネントセット。2015年5月にリリースしたバージョンではXamarinに対応し、Android、iOS、Windows Phoneでコードを共通化しながら、各OSのネイティブユーザーインターフェースを実現した。
今回リリースした「2015J v2」では、サポート対象の開発言語として、従来のC#のほか、新たにJava、Objective-C、Swiftの4種類をサポート。開発環境としては、Visual StudioやXamarin Studioのほか、Android Studio、Eclipse、Xcodeが利用できる。
Xuniが提供するコンポーネントは全5種類。前バージョンから提供していた、「FlexChart」(横棒グラフ/縦棒グラフ/面グラフ/折れ線グラフなど、さまざまなチャートタイプに対応)、「FlexPie」(円形グラフに特化)、「Gauge」(直線型ゲージ/円形ゲージ/ブレットグラフに対応)の3種類に、今回は「FlexGrid」と「CollectionView」を追加。
「FlexGrid」は、データをExcelのような表形式に表示し、タッチ操作でソートやスクロール、選択が可能になる。「CollectionView」はデータ接続コンポーネントで、データグリッドやリストビューと連携し、データのフィルタ処理、グループ化、ソートの操作を行える。
また、Xuniの各コンポーネントの機能を確認することのできる無料アプリ「Xuni Explorer」も併せて公開している。
製品構成は3種類で、C#(Xamarin Platform)とJava(Andorid)、Objective-C/Swift(iOS)に対応した「Xuni Enterprise」と、Javaに対応した「Xuni for Android」、Objective-C/Swiftに対応した「Xuni for iOS」がある。
1ユーザーライセンスの年間価格(税込)は下記の通り。
- Xuni Enterprise:162000円(更新 64800円)
- Xuni for Android:97200円(更新 38800円)
- Xuni for iOS:97200円(更新 38800円)
なお、Xuni Enterpriseについては、2015年12月末までスタートアップキャンペーン特別価格として97200円で購入できる。また、アプリの有料/無料や、件数を問わず、配布時のライセンス使用料金は無料。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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