米Microsoftは、オープンソースのスクリプト言語の最新版「TypeScript 1.6」を、9月16日(現地時間)にリリースした。「TypeScript 1.6」はVisual Studio 2015とVisual Studio 2013に対応しており、npmパッケージまたはソースコードでダウンロードできる。
「TypeScript 1.6」では、React開発チームなどからのフィードバックを受けて、ReactおよびJSXのサポートを追加している。React/JSXのサポートによって、TypeScriptで作成しているコード中に、HTMLライクなJSXの記法を混在して使える。
ほかにも、ES6へのサポートをさらに向上するクラス表現や、初期のTypeScriptで利用可能だったifとtypeを使った表現に似た、ユーザーによる型保護の定義、2種類の型を結合する「&」オペレータ、長らく要望されてきた機能の1つである抽象クラス、より一般的な型の別名など、さまざまな機能の追加や変更が行われている。
今後は、ES6およびES7機能のさらなる拡充を進めていく。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・TypeScript(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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