Amazon Web Servicesは、Amazon Relational Database Service(RDS)の5つめのデータベースエンジンである「Amazon Aurora」の提供を、10月7日に東京リージョンで開始した。
Amazon Auroraは、アベイラビリティゾーン内やアベイラビリティゾーン間において、強固なレプリケーションやクオーラムを使用した書き込みによってデータを保護し、ディスク障害にも強いデータベースエンジン。最大5倍の性能コスト比を実現しており、10GB~64TBの範囲でシームレスにスケールできる。
簡単な操作でデータベースを作成可能で、ストリーミングバックアップ機能で自動的にAmazon Simple Storage Services(S3)にパフォーマンスインパクトを最小限に実行する。
データサイズが大きく、トランザクションが頻発する環境では、性能や可用性を向上でき、バックアップやリストアといった管理コストを抑えられる。また、データサイズやデータベースサーバあたりのトランザクションを減らすために、複数のデータベースサーバにシャーディングを行っている環境では、データベースサーバを少数のAmazon Auroraクラスタに集積して、サーバ増設やリシャードの手間を減らせる。
今回の東京リージョンでの提供開始によって、既存の東京リージョンにおけるアプリケーションでAmazon Auroraを利用しやすくなるほか、Amazon RDS(MySQL5.6)やEC2/オンプレミス環境のMySQL5.6サーバからの移行を支援する機能も用意している。
【関連リンク】
・Amazon Web Services
・「Amazon Aurora」
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