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“ニーズの検証はリリースして行うべし”と悟った、co-meetingが選択したビジネスアプリ開発環境とは

価値を生む開発に集中しつづける現場インタビュー 第1回

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2016/02/25 14:00

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SaaSだからエンジニアがお客様に近いところで仕事ができる

――とはいえ、Salesforceでやっていかれるということは、Salesforceにユーザーさんが一定数いるって踏まないと、実際にアプリケーションを展開できませんよね。

木村:もちろんです。Salesforceにはすでにユーザーさんが大勢いることは分かっていました。実際のところ、そこも期待してSalesforceに参入したっていうのはありますね。あと、Salesforceだったら、セールスフォース・ドットコムの営業さんが売ってくれるかもなっていう期待感も持っていました。

――期待どおりでしたか?

木村:ええ、結構紹介してくれます。

――それってないですよね、他のプラットフォームベンダでは。

木村:ないですね。あと、Salesforceに限らず日本国内ではあまり盛り上がっていませんが、アプリケーションのマーケットプレイス(AppExchange)からはリード(見込み客の情報)が結構取れますし、そこから営業をかけたりすることもできます。マーケットプレイスには、公開しているデモやムービーを見た人の情報が得られる仕組みがあるんですよ、メールアドレスとか会社名とか。だから、その後に営業を行ったりできるんですね。無償のアプリケーションをリリースするといいというのは、マーケットプレイスに乗せておくとリードが取れるからでもあるんです。

矢野:また、SalesforceのようなSaaSでアプリケーションを提供すると、エンジニアがお客様に近いところで仕事ができます。現場の声が聞けるんです。一方で、オンプレミス型だと、ソフトウェアを開発しているエンジニアとお客様がすごく遠くなってしまうんです。

Salesforceアプリケーションのマーケットプレイス「AppExchange」
Salesforceアプリケーションのマーケットプレイス「AppExchange

――SaaSだと現場の声が聞けるというのは?

矢野:この場合のお客様とは、IT部門の方ではなく、実際に弊社が提供しているアプリケーションを利用しているエンドユーザーさんです。SasSの場合、こうしたお客様とは直接ソフトウェアでつながっているんです。例えば、弊社のアプリケーションだと画面上にサポート用のチャットがあって、Salesforceさん経由でログインされていれば、弊社に直接お客様の声が入ってきます。

――エンドユーザーの声を直接聞けるというのはいいですね。コミュニケーションが取れると、トラブルも少なそうな気がします。

木村:トラブルが大きくなりにくいっていう感じですかね。

矢野:セールスフォース・ドットコムとお客様とは、信頼関係ができている感じがします。Salesforceには「代理ログイン」という機能があります。代理ログインは、サポートするベンダやセールスフォース・ドットコムが、お客様の管理者アカウントを一時的にサポート用に借りて、ログインできるという機能なんです。それでお客様の環境を直接操作してサポートする。もっと抵抗あるものかと思っていたんですが、大半のお客様はOKしてくれるんです。あれには驚きました。

――まるで、出入りの業者さんが勝手口から入ってきて作業しているという。

木村:ええ、そんな感じです。

矢野:それに、現地へ出向かなくて済むことは大きいです。作業するのに現地に行かなくてはならないと、数名しかメンバーの以内弊社では対応できないので。

――クラウドのメリットは、スモールスタートやスケールアウトだけではないんですね。人的リソースの限界を解決してくれる面もある。

矢野:現地にいかず、代理ログインを許容していただくには、お客様側の理解が、というよりは相当な信頼関係が必要で、それがSalesforceとお客様との間ではできている。これはすごいことで、業界全体でできているとはいえません。

――最後に、皆さんが起業したかった理由は何だったのですか? IT業界に対して、もっとこう変わればいいのにと訴えたいものがあったとか。

矢野:我々はソフトウェアプロダクトが好きですし、自分たちのソフトウェアが作りたい。意外とそこに尽きるかもしれません。

――純粋に、自分たちでソフトウェアプロダクトを作りたかった。

矢野:はい。自分たちで会社を立ち上げれば、ある程度自分たちでコントロールできるんで。そもそも、今回のような「とりあえずリリースして、リリースした上で検証しましょう」って、そんなプロセスを組織内で通せるとは思えないですしね。

――なるほど。本日は開発者にとってSalesforceプラットフォームは何が魅力なのか、具体的な話をお聞きすることができました。ありがとうございました。

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著者プロフィール

  • CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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