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ASP.NET 5に対応したComponentOne Studio for ASP.NET MVCを試してみよう

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ASP.NET MVC 6に対応したComponentOne Studio

 このような大きな動きの中、先日リリースされた2015J v3からComponentOne StudioはASP.NET MVC 6に正式対応しました。

 ComponentOne StudioではMVCに対して次のような機能が提供されています。

  • 軽量かつ高速に動作するコンポーネント
  • 提供コンポーネントのHTMLヘルパー対応
  • 提供コンポーネントのタグヘルパー対応(ASP.NET MVC 6以降で利用可能)
  • モデルへの容易なアクセス
  • Mac OS XおよびLinuxでの動作
  • Microsoft AzureやAmazon EC2などのクラウド環境での動作
  • Excel操作やPDF出力
  • Web APIサービス
  • 洗練されたFlexGridコントロール
  • Visual Studioとの連携
  • レスポンシブレイアウトとタッチ操作のサポート
  • 豊富なクライアントAPI
  • 統一感のあるテーマ

 ComponentOne Studioで対応したMVCに関する機能の詳細についてはStudio for ASP.NET MVCをご覧ください。

タグヘルパー

 MVCのテンプレートでは、Razor記法によってビューでのコンポーネント操作を含むロジックを記述することができました。しかしながらこの方法では、フロントエンドとバックエンドの開発を分離することが難しいなどの問題がありました。

 ASP.NET MVC 6の新機能であるタグヘルパーでは、ビュー側の開発を直感的に行うことができるように、HTMLのタグのような形で記述できるようになります。

FlexGridコンポーネントのタグヘルパー例
<c1-flex-grid auto-generate-columns="false" height="400px" width="600px"
  class="grid" is-read-only="true" allow-add-new="false"
  allow-sorting="true" selection-mode="@((SelectionMode.Cell))">
  <c1-items-source read-action-url="@Url.Action("Index_Bind")">
  </c1-items-source>
  <c1-flex-grid-column binding="Id"></c1-flex-grid-column>
  <c1-flex-grid-column binding="Name"></c1-flex-grid-column>
  <c1-flex-grid-column binding="Price" format="c"></c1-flex-grid-column>
</c1-flex-grid>

 ASP.NET MVC 6ではRazor記法も併用して使うことができるようになっていますので、これまでの資産を活かすことができます。Component One Studioでは提供されるコントロールすべてがタグヘルパーに対応しており、インテリセンスを活用することでさらなる効率的な開発を行うことができるようになっています。

洗練されたFlexGridコントロール

 ComponentOne Studioではさまざまなコントロールが提供されていますが、その中でも特に有用なのがFlexGridコントロールです。業務システムを構築する際に、多くの場合で表形式データを扱う必要がありますが、FlexGridは種々の用途に応じた豊富な機能により開発者を支援します。

 FlexGridが提供する主な機能には次のようなものがあります。

FlexGridが提供する主要機能
項目 機能概要
編集 Excelのようにセル内で編集可能
バッチ編集 複数の項目を編集後にデータのコミットを一括で行う
フィルタリング 組み込みのフィルタリング画面を表示し、条件に一致する行のみを表示
グループ化 同じ値を持つデータをグループ化して表示
カスタムセル 書式やスタイル以外に画像やグラフなど、セルの表示内容をカスタマイズ可能
セル結合 同じ値を持つセルを自動的に結合して表示
ツリー表示 親子関係を持つ階層的なデータを展開/縮小可能なツリー形式で表示
ページング 複数ページに分けて表示可能。ページ移動UIも提供される
セルの選択方法 Excelのようにマウスやキーボードで任意のセルを選択可能
行と列の固定 Excelのようにスクロール時に行と列を固定可能
右から左へのレイアウト アラビア語などで使用される、右から左へのレイアウトをサポート
仮想スクロール スクロール時に遅延やちらつきを発生させずにオンデマンドでデータを取得
クライアント側API ネットワーク通信を行わずクライアント側だけでソートなど可能
列の操作 列のソートやサイズ変更をクライアント側で行うことが可能

 より詳細な内容については、FlexGrid for ASP.NET MVCをご覧ください。

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商品管理アプリケーション(1)

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 花田 善仁(ハナダ ヨシヒト)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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