米Microsoftは、サンフランシスコで開催中の開発者カンファレンス「Build 2016」において、Visual Studioにクロスプラットフォームアプリの開発を可能にするXamarinを同梱し、無料で利用できるようにしたと3月31日(現地時間)に発表した。
MicrosoftはXamarinを3月に買収しており、Visual StudioでXamarinを利用可能にする取り組みを行っているほか、Xamarin SDKのオープンソース化や、Xamarinによるサービスと既存のMicrosoftが提供するDevOpsとの共存を進めている。
手始めとして、Visual Studio 2015/2013で利用可能なWindows向けのXamarinの提供を開始しており、Xamarinツールを組み込み済みの「Visual Studio 2015 Update 2」および次期「Visual Studio」のプレビュー版もダウンロードできる。
今回の、XamarinのVisual Studioへの同梱にともなう無償化によって、Visual StudioによるAndroid/iOS/Windowsのネイティブアプリ開発が実現した。
このほか、Mac OS XでiOS/Android/Macアプリケーションの開発を可能にする無料の統合開発環境「Xamarin Studio Community」もあわせて提供する。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「Visual Studio 2015 Update 2」「Xamarin Studio Community」のダウンロード(英語)
・次期「Visual Studio」プレビュー版のダウンロード(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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