米Microsoftは、オープンソースのプログラミング言語「TypeScript 2.0」のベータ版を、7月11日(現地時間)にリリースした。利用には「Visual Studio 2015 Update 3」が必要。
「TypeScript 2.0」では、新たに--strictNullChecksフラグを変更し、nullとundefinedを型として定義した。これによって、従来より多発していたnullとundefinedを原因とするバグを防ぐとともに、null/undefinedな文字列を利用できるようにした。
また、コントロールフローの解析機能を利用して、エラーメッセージとともにどの型を利用すべきかをアドバイスする機能を備えている。
このほか、モジュールの宣言を従来よりも簡単にするとともに、宣言文におけるワイルドカードの使用を可能にした。
なお、多くのユーザーが期待しているであろう、ES3/ES5の非同期機能については、実装にエミッタの書き直しが必要となり、まだまだ時間がかかる見込みである。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・TypeScript(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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