クロージングセッション
4日間にわたり開催されたSpringOne 2016のクロージングにまず登場したのは、PivotalのCEOであるRob Meeさんでした。 本カンファレンスを振り返って、非常に価値の高いものであったと賞賛した上で、 Springはこれまでもこれからも、 エンタープライズ向けの開発に最も適したフレームワークであり続けることであることを宣言し、 来年のSpringOneにも来場してフィードバックをしてほしいと参加者へ伝えました。
次に登場したのは、Battery VenturesのテクノロジーフェローであるAdrian Cockcroftさん。 システムがシンプルで柔軟であることの重要性と、 マイクロサービスはシステムを強制的にシンプルにするための手段であることを訴えました。
他にも、物事が複雑になってしまう原因として、コンセプトが不完全な段階で尚早な技術を使おうとしてしまうためだと主張。 それを回避するためには今激しく変化しているものが何か、変化が少なく安定してきているものが何かを見極める必要があり、 ゆえに採用しようとしている技術が発明のステージ(Innovate)、普及のステージ(Leverage)、標準化のステージ(Commoditize)のどこにいるかを見分けることが重要であると述べました。
最後は、Springの主要な開発メンバーとPivotal社のメンバー一同がステージに上がって座談会です。 本カンファレンスを振り返ったり、参加者からコメントや質問を募って対話したりとイベントの締めくくりにふさわしい盛り上がりを見せ、 ステージのメンバーから次のような希望や決意が述べられました。
- 誰でもSpringのコミッターになれるので、積極的にコントリビュートに参加してほしい
- Spring Boot 1.4やReactiveプログラミングに対応するSpring 5などの新しい技術ベースのSpringを今後は積極的に使っていってほしい
- Spring I/Oはスペインで開催されるヨーロッパ向けのイベントであり、日本も含め世界中でSpringコミュニティのイベントは開催されており、Pivotalとしても可能な限りサポートしていく
そして、参加者のスタンディングオベーションでカンファレンスの幕が閉じられました。
なお、今回の基調講演の動画がすでにWeb上で公開されています(動画ページ)。その他のセッションも追って公開されるでしょう。本稿で紹介できなかったセッションも多数あるので、公開された折には動画でセッションをご覧ください。
また、日本から参加されていたサイバーエージェントの方による報告記事(初日、2日目)も公開されています。
来年、日本からの参加者がさらに増えていることを願い、レポートを終えたいと思います。
