メール開封をトラッキングする
具体的なMeasurement Protocolの活用方法として、メールの開封をトラッキングする方法を確認していきます。
パラメータ設定
メールトラッキングの場合、ヒットタイプとしてはイベントを用いるのが直感的に分かりやすいです。メール開封をイベントで捕捉するため、イベントカテゴリとイベントアクションのパラメータは下記のように設定します。
&ec=email &ea=open
Hit Builderで検証
Hit Builderでパラメータの検証を行います。
以下がメールに埋め込むHTMLコードになります。
<img src="https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=event&ec=email&ea=open"/>
テストのためGmailを使って動作確認してみます。
Gmailの場合は下記のように画像添付画面から「ウェブアドレス(URL)」に進み、URLのみを指定します。
Googleアナリティクスでレポート確認
イベントとしてアクセスが確認できれば成功です。
カスタムディメンションとカスタムレポート
Measurement Protocolを利用するケースで、特にページビューに関連したデータを利用する必要がある際は、標準で用意されたデータの分類(ディメンション)が、ウェブサイトに特化した形で定義されているため不便な場合があります。
そこで、自由にディメンションを作成できるカスタムディメンションをご紹介します。Googleアナリティクスの管理画面より下記のように進み、カスタムディメンションの作成画面を表示します。「プロパティの設定」>「カスタム」>「カスタムディメンション」>「新しいカスタムディメンション」と進んでください。
範囲は「ヒット」を選びます。
作成すると下図のようにインデックスが割り振られます。実際に利用する際はこのインデックスを利用します。
カスタムディメンションはプロパティで20個まで作成できます。
cdカスタムディメンション
- 例:cd1=Sports
Measurement Protocolのパラメータとして使う場合は下記のように設定します。
&cd1=Sports&cd2=baseball&cm1=47
最終的なリクエストは以下の通りです。
https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=event&tid=UA-53568525-5&cid=12345&ec=email&ea=open&cd1=Sports&cd2=baseball&cm1=47
カスタムディメンションはリアルタイムレポートでは確認できません。カスタムレポートを使って上記を確認します。Googleアナリティクスのレポートの画面より「カスタム」>「新しいカスタムレポートの作成」へ進み、フラットテーブルを選択してください。ディメンションとして先ほど作成したカスタムディメンションを選択します。
以下のようにカスタムディメンションの値が確認できます。
[コラム]利用するプロパティは既存のものか新規か
トラッキングID(tid)を指定しているデータ送信先が既存のプロパティの中である場合は、既存のデータに与える影響を吟味する必要があります。新規のプロパティである場合は問題ないので、ウェブサイトのアクセスデータなど他のデータと統合して確認する場合を除き、新規でプロパティを準備する方が良いでしょう。
まとめ
以上3回に分けてGoogleアナリティクスAPIの活用方法を解説しました。APIを利用する事で、Googleアナリティクスはさまざまなカスタマイズができ、ウェブやアプリの計測以外でも活用できることがお伝えできたのではと思います。手軽に使えるデータ解析向けのインフラとして本稿がお役に立てれば幸いです。
