SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Googleアナリティクス API徹底活用入門

データ送信仕様Measurement Protocolを理解して活用する

Googleアナリティクス API徹底活用入門 第3回

メール開封をトラッキングする

 具体的なMeasurement Protocolの活用方法として、メールの開封をトラッキングする方法を確認していきます。

パラメータ設定

 メールトラッキングの場合、ヒットタイプとしてはイベントを用いるのが直感的に分かりやすいです。メール開封をイベントで捕捉するため、イベントカテゴリとイベントアクションのパラメータは下記のように設定します。

&ec=email
&ea=open

Hit Builderで検証

 Hit Builderでパラメータの検証を行います。

Hit BuilderによるEmail検証
Hit BuilderによるEmail検証

 以下がメールに埋め込むHTMLコードになります。

<img src="https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=event&ec=email&ea=open"/>

 テストのためGmailを使って動作確認してみます。

 Gmailの場合は下記のように画像添付画面から「ウェブアドレス(URL)」に進み、URLのみを指定します。

Gmail画像添付画面
Gmail画像添付画面

Googleアナリティクスでレポート確認

 イベントとしてアクセスが確認できれば成功です。

リアルタイムレポートメール
リアルタイムレポートメール

カスタムディメンションとカスタムレポート

 Measurement Protocolを利用するケースで、特にページビューに関連したデータを利用する必要がある際は、標準で用意されたデータの分類(ディメンション)が、ウェブサイトに特化した形で定義されているため不便な場合があります。

 そこで、自由にディメンションを作成できるカスタムディメンションをご紹介します。Googleアナリティクスの管理画面より下記のように進み、カスタムディメンションの作成画面を表示します。「プロパティの設定」>「カスタム」>「カスタムディメンション」>「新しいカスタムディメンション」と進んでください。

カスタムディメンション
カスタムディメンション

 範囲は「ヒット」を選びます。

カスタムディメンション作成
カスタムディメンション作成

 作成すると下図のようにインデックスが割り振られます。実際に利用する際はこのインデックスを利用します。

カスタムディメンションインデックス
カスタムディメンションインデックス

 カスタムディメンションはプロパティで20個まで作成できます。

cdカスタムディメンション
  • 例:cd1=Sports

 Measurement Protocolのパラメータとして使う場合は下記のように設定します。

&cd1=Sports&cd2=baseball&cm1=47

 最終的なリクエストは以下の通りです。

https://www.google-analytics.com/collect?v=1&t=event&tid=UA-53568525-5&cid=12345&ec=email&ea=open&cd1=Sports&cd2=baseball&cm1=47

 カスタムディメンションはリアルタイムレポートでは確認できません。カスタムレポートを使って上記を確認します。Googleアナリティクスのレポートの画面より「カスタム」>「新しいカスタムレポートの作成」へ進み、フラットテーブルを選択してください。ディメンションとして先ほど作成したカスタムディメンションを選択します。

カスタムレポート作成
カスタムレポート作成

 以下のようにカスタムディメンションの値が確認できます。

カスタムレポート確認
カスタムレポート確認

[コラム]利用するプロパティは既存のものか新規か

 トラッキングID(tid)を指定しているデータ送信先が既存のプロパティの中である場合は、既存のデータに与える影響を吟味する必要があります。新規のプロパティである場合は問題ないので、ウェブサイトのアクセスデータなど他のデータと統合して確認する場合を除き、新規でプロパティを準備する方が良いでしょう。

まとめ

 以上3回に分けてGoogleアナリティクスAPIの活用方法を解説しました。APIを利用する事で、Googleアナリティクスはさまざまなカスタマイズができ、ウェブやアプリの計測以外でも活用できることがお伝えできたのではと思います。手軽に使えるデータ解析向けのインフラとして本稿がお役に立てれば幸いです。

この記事は参考になりましたか?

連載通知を行うには会員登録(無料)が必要です。
既に会員の方はを行ってください。
Googleアナリティクス API徹底活用入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 西 潤史郎(ニシ ジュンシロウ)

WINGSプロジェクト について>有限会社 WINGSプロジェクト が運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9941 2017/02/17 14:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー