Googleは10月28日(現地時間)、Chromeブラウザのデベロッパーツールの新バージョン「Chrome 142」の提供開始を発表した。今回のアップデートでは、GeminiによるAIコード提案やパフォーマンストレースの全体解析など、AIアシスト機能の拡充が中心となっている。
新しいバージョンの「コンソール」と「ソース」パネルでは、AIによるコードの推測を活用した入力補完機能が導入された。
また、デベロッパーツールではAIアシスタンスへのアクセス手段も拡充され、右上のボタンからいつでも呼び出せるようになったほか、従来「AIに質問」となっていたコンテキストメニュー内の名称も「AIでデバッグ」に変更された。
さらに、「パフォーマンス」パネルでは、トレース全体をGeminiと対話しながら解析できるようになった。これにより、パフォーマンスに関する問題を包括的に検討したうえ、詳細な観点でさらなる調査が可能になる。
なお、Google Developer Programのデベロッパーへの統合機能や、一部のAI機能は段階的に展開されており、また年齢、地域、言語に基づく制限により利用できない場合がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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