Cursorは1月15日、AIベースのコードレビューエージェント「Bugbot」の開発経緯と運用実績を同社ブログ内で公開した。Bugbotはプルリクエストの解析を通じて、ロジックバグやパフォーマンス問題、セキュリティ脆弱性の検出を支援するツールであり、2025年7月にバージョン1、2026年1月にバージョン11をリリースした。
当初は定性的な評価に頼っていたが、独自のAI駆動指標「解決率」に基づいて定量的な改良を重ねてきた。解決率は、Bugbotが指摘したバグがプルリクエストの作成者によって実際に修正された割合を示す指標である。リリース後、40件の大規模な実験を通じて、解決率は初期の52%から70%超にまで向上した。これにあわせて、プルリクエストあたりに発見・解決されたバグ件数も約2倍となった。
また、設計面でも複数パスによる集計やエージェント型アーキテクチャの導入など、多様なアプローチを採用したことで性能が大幅に改善した。特に、モデルが自律的に調査ポイントを判断するエージェントループにより、より積極的なバグ検出が可能になった。
現時点でBugbotは、RipplingやDiscord、Samsara、Airtable、Sierra AIなどに導入され、月間200万件を超えるプルリクエストレビューを担っている。今後は、Autofixなどの自動修正機能や、継続的コードスキャン機能の導入も計画されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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