アリババクラウドは5月21日(現地時間)、HologresとModel Studioを利用したエンタープライズ対応のRAGパイプライン構築方法を同社ブログ内で解説した。
同社が推奨するRAGアーキテクチャは、ドキュメントの取り込み、埋め込み生成、ベクトルストア(Hologres)、LLM推論(Model Studio)で構成される。中核であるHologresはリアルタイムデータウェアハウスとして、PostgreSQL互換のSQL環境とベクトル類似検索を統合し、ドキュメントIDやアクセス制御などの管理が柔軟である点が特徴だ。
Model Studioは埋め込み生成とLLM推論をAPI経由で提供し、インフラ管理不要のクラウドネイティブ運用を可能にする。ワークフロー自動化にはn8nを活用し、PDFやWebページなど様々な形式から文書を取り込み、適切なチャンク分割と埋め込み生成、Hologresへの格納、クエリ時の検索からLLM推論までを一貫して自動化できる構成が示されている。
RAGの運用においては、セキュリティに配慮した権限管理や、ハイブリッド検索による高精度な情報抽出、運用指標の監視など実用面の考慮も重要とされる。エンタープライズシステムの知識検索や、サポート、インシデント対応支援など幅広い用途が検討できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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