WebP変換
「WebP」はGoogleが開発した画像フォーマットです。他の画像フォーマットと比べて圧縮率が高く、画質を維持しながらサイズを小さくすることができます。可逆圧縮の場合はPNGと比較して約26%、非可逆圧縮の場合はJPEGと比較して約25~34%サイズを小さくできます。元々はWebサイトのトラフィック軽減と表示速度短縮を目的として開発されたものですが、Androidアプリ内でこの画像形式を利用すると、アプリ全体のサイズを小さくすることが可能となります。
実は、Android 4.0(APIレベル14)からこのWebPはサポートされていました。ただし、WebP画像を別ツールで作成するか、あるいはあらかじめ変換しておく必要がありました。今回のバージョンアップでは、この変換機能がAndroid Studioに標準装備されました。さっそく使ってみましょう。
まずは画像を用意してください。高圧縮を確認するため、サイズが大きい画像が好ましいです。サンプルプロジェクトでは、この画像を使用しています。画像は、Max Pixelで検索し、入手したものです(画像掲載ページはこちらです)。画像の解像度は1280×853で、サイズは468KBあります。この画像をImageViewで表示させる際に、WebPに変換してサイズを小さくします。
まず、画像ファイルをAndroidプロジェクトのリソースとして追加しますが、Androidのコーディング規約として、リソースファイル名には小文字とアンダーバーのみしか使えません。そのためリネームした上で「res/drawable」フォルダに追加してください。サンプルでは「blue_ocean.jpg」としています。
では、早速WebPに変換してみましょう。プロジェクトツールウィンドウ上で「blue_ocean.jpg」を右クリックし、[Convert to WebP]を選択してください。
すると、図4のダイアログが表示されます。
この画面で圧縮方式を「非可逆圧縮(Lossy encoding)」と「可逆圧縮(Use lossless encoding)」の、どちらにするか設定できます。今回は元画像がJPEG形式なので、デフォルトの[Lossy encoding]を選択します。
[Encoding quality]はデフォルトで75%となっていますが、変更可能です。さらに、[Preview/inspect each converted image before saving]のチェックボックスにチェックを入れておくと、[OK]ボタンクリック後に図5の画面が表示され、変換前後の比較を行うことができます。
今回は75%のまま[Finish]をクリックします。すると「blue_ocean.webp」のようにファイルの拡張子が変更され、画面右下に図6のメッセージが表示されます。
これを見ると、273.7KBのサイズダウンが達成されたことが分かります。
最後に、この画像をImageViewに表示させましょう。activity_new_features.xmlのImageViewタグに以下の属性を追加してください。
android:src="@drawable/blue_ocean"
その後、アプリを再起動してください。図7のように画像が表示されたと思います。
このように、Android Studio上で手軽にWebP画像変換を行うことができます。今後はアプリサイズの節約のため、積極的にWebP画像を使っていきましょう。
