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センスウェイ、LoRaWANによるIoTプラットフォームサービス「Senseway Mission Connect」を発表、新たなビジネスの創造を支援

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 センスウェイは4月13日に記者発表会を開き、LPWA(低消費電力・長距離通信)の通信規格「LoRaWAN」を用いた新しいIoTプラットフォームサービス「Senseway Mission Connect」の提供を開始することを発表した。同サービスの提供は始まっており、1デバイスあたり月額30円から個人・法人問わず利用が可能。三井住友不動産の協力のもと、同社および同社グループが関係する高層ビル・マンション等の屋上にLoRaWANゲートウェイの基地局の設置を進めていく予定。

 「Senseway Mission Connect」とは、低価格で、法人、個人問わずに使えるLPWAのLoRaWANを用いたIoTプラットフォームサービスだ。IoT通信プラットフォームサービスの提供やコンサルティングを行っているセンスウェイが提供している。

 LoRaWANは低消費電力での長距離通信を可能とした無線通信技術LPWAの一種で、BluetoothやWi-Fiなどに通信速度では劣るものの、圧倒的な通信距離と低コストといった特徴から、コインパーキングではなくセンサーによって車を感知する「スマート・パーキング」や、物流のスムーズ化など、スマートシティの実現へ向けて、多方面での活用が期待される。

 通常のLPWAの場合、一回の通信の上限は11~12バイトであるが、LoRaWANの場合最大242バイトまでの双方向の通信が可能となる。またブロードバンドのように常時接続するような形態ではなく、単発のデータが断続的に通信されるため、電波のゲートウェイとなる基地局に多くのデバイスを接続することができる。

 サービス開始時点の4月13日では、日本橋三井タワーを含む30箇所に基地局を設置済み。今後は、2018年8月には一都三県、2019年3月までには人口の60%以上をカバーする通信設備を展開することを目標としている。

 また、同サービスのエリア範囲外の地域や未導入エリアで一早く利用したい層向けに、「レンタルゲートウェイ」というサービスも用意されている。室内用基地局の場合、月々約3400円で基地局を設置することができる。

 同サービスでは、Webページでの登録をすると通信サービスが利用でき、接続したIoTデバイスの管理も可能になる。初期費用は不要で、1デバイスあたり月額30円から利用可能。

センスウェイ専務取締役 神保雄三氏

センスウェイ専務取締役 神保雄三氏

 同社専務取締役の神保雄三氏は「IoTの課題として、実証実験が行いにくいというものがある。実証実験をいかに簡単にするかがポイントである」と語った。

 同社は、4月13日よりAmazonでArduinoの対応デバイスも発売。2017年11月から2018年1月にかけて柏の葉キャンパスエリアを中心としたハッカソンも実施し、継続的な開催を予定している。

 今後の展開については、国内流通のIoTデバイスの接続シェア10%を目標に、コンサルティングや営業担当との連携で技術開発やパートナーの拡大に努めていく予定で、すでにセンスウェイパートナープログラムも開始している。現時点で三井不動産を含め約50社の企業が参画しており、現在も募集中だ。


【関連リンク】
センスウェイ
Senseway Mission Connect
三井住友不動産

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