米Adobeは、UX/UIデザインプラットフォーム「Adobe XD CC」を無償で使用できるスタータープランを、5月15日(現地時間)に発表した。
スタータープランには、Mac/Windows版Adobe XDに加えて、iOS/Android版のモバイルアプリ、ユーザーエクスペリエンスのデザイン、プロトタイプ、共同作業のためのサービスが含まれる。
現在、Adobe XDの無料体験版を利用しているユーザーは、Creative Cloudデスクトップアプリまたはxd.adobe.comにてアクティベーションを行い、アップデートすることでスタータープランを利用可能となる。
なお、税別で月額1180円のAdobe XD CC単体プランや、Creative Cloudのコンプリートプランを購入すれば、プロトタイプおよびデザインスペック共有の制限がなくなる。
さらに、Adobeは同日、デザイナーと開発者がエクスペリエンスデザインの領域でイノベーションを起こし、プラグインによる機能追加とサードパーティ製ツールやサービスと連携できるプラットフォームとしてのAdobe XD活用を支援する、1000万ドルの基金「Adobe Fund for Design」を設立した。同基金は、デザインコミュニティに対する継続的な投資とコラボレーションの一環であり、デザイナーと開発者による最大限のAdobe XD活用を支援する。
このほか、SketchやPhotoshop CCとの連携強化や、デザインスペックのパスワード保護(ベータ版)、ドラッグ&ドロップでのシンボルの置換、複数アートボードへのペーストといった新機能に対応した、Adobe XDの新バージョンをリリースしている。
【関連リンク】
・アドビシステムズ
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