SELFは、東京理科大学ベンチャーファンド、およびエイベックスを引受先とした第三者割当増資によって、2億5000万円の資金調達を実施したことを、6月18日に発表した。今回の資金調達は、割当先2社との実践的なシナジーを見込んだ業務提携が目的であり、調達した資金はAIエンジンの開発およびサービス拡充に使用する。
東京理科大学ベンチャーファンドは、SELFが独自に開発したAIエンジン(コミュニケーションアルゴリズム)やアプリケーションが、実際にユーザーを獲得しプラットフォーム化する可能性、BtoBビジネスにも応用されて導入効果が実証されている点を理由に資本参加を行っており、学生のキャンパスライフをサポートする新規サービスの開発、共同研究、新規技術開発など、サービス面・技術面・人材面での総合的な提携を目指す。
エイベックスは、世界のエンタテインメント業界で活用が進む、VR/AR/MRやAI技術といった最新技術を活用した、イノベーション事業の一環として資本参加を行い、同社が運営するエイベックス・アーティストアカデミーにおいて、自然な接客体験を自動化し、会員や入会希望者に必要かつ有効な情報をわかりやすく伝え、サービスの利用を促進する、サービスナビゲーション型AIの導入を予定している。
さらに、同社が保有する音楽コンテンツなどエンタテインメントコンテンツに関わるサービスへのAI導入、アーティストやアニメキャラクターのAI化など、“Entertainment×Tech”をキーワードとした開発を進めていく。
SELFの開発したAIエンジンは、自動で理解と推測を行い、自然な会話を進められる会話エンジンで、大きく定義された状態構造と会話構造を自動でコントロール可能にしており、独自に定義された状態要素の活用によって、どの会話や情報を提示するかを、複層的・高速・適切にフィルタリングする。
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