補足
Raspberry Pi のOS起動時、/etc/fstabの情報を元にマウントされますが、ネットワークインタフェースにIPアドレスが割り当てられていない状態だと、サービスの起動順序の点でよくありません。ネットワークサービスが起動されていないままマウントしようとすると、NASのマウントが失敗してしまいます。
これを防ぐために、/etc/fstabのオプションで_netdevを明記することにより、ネットワークサービスが起動されてからマウントするようになります。
標準的なLinuxの場合だと、この手順でネットワークサービスが起動されるまでマウントするのを待ってくれます。一方、Raspbian StretchやRaspbian JessieなどのOSの場合、_netdevを明記するだけでは有効化されない仕様になっています。
ネットワークの有効化よりも先にマウントしようとするので、結果としてNASのマウントに失敗してしまいます。この対策のため、raspi-configでWait for Network at Bootを有効化します。
この設定を有効化すると、/etc/systemd/system/dhcpcd.service.d/wait.confが作成され、dhcpcdに-wオプションが付くようになります。この場合、IPアドレスがDHCPで割り当てられるまで、バックグラウンドに移行しないようになり、NASのマウント失敗を防ぐことができます。ただし注意点としては、ネットワークに繋がらない場合はOS起動時に暫く待機時間がかかることになりますので、ご留意ください。
NASがマウントされているか確認する
OSを再起動できたら、df コマンドで/mnt/nasがマウントされていることを確認します。
pi@raspberrypi:~ $ df -h ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/root 14G 4.2G 8.5G 33% / devtmpfs 182M 0 182M 0% /dev tmpfs 186M 0 186M 0% /dev/shm tmpfs 186M 4.7M 181M 3% /run tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock tmpfs 186M 0 186M 0% /sys/fs/cgroup /dev/mmcblk0p6 65M 21M 45M 33% /boot tmpfs 38M 0 38M 0% /run/user/1000 //192.168.254.111/share 3.0T 2.2T 825G 73% /mnt/nas /dev/mmcblk0p5 30M 398K 28M 2% /media/pi/SETTINGS
まとめ
今回はRaspberry PiとNASの接続方法をご紹介しました。Raspberry Piで取得したデータをNASに定期的にバックアップをしたり、NASに溜めた音楽をRaspberry Piで再生したり、ぜひ活用してみましょう。
次回は、Raspberry Piカメラをご紹介します。Raspberry Piで撮影した写真データの保存先としてもNASを活用してみてはいかがでしょうか。次回の連載もお楽しみに。
