Web用の高速フロントエンド構築ツールSnowpackの開発チームは、最新版となる「Snowpack v3.0」を1月13日(現地時間)にリリースした。
「Snowpack v3.0」では、任意のパッケージをプロジェクトへ直接インポートして、事前にビルドおよびバンドルして使用可能にする「ストリーミングインポート」を新たに搭載している。
「ストリーミングインポート」を使用することで、従来のJavaScriptでの開発で行われてきた、パッケージマネージャによる依存関係の管理が不要になり、関連するビルド済みのパッケージコードを、オンデマンドでフェッチできるようになる。
さらに、すでにSnowpack内部で単一ファイルビルダとして使用してきたesbuildを、新たに組み込みのビルド最適化に用いることで、サイトのバンドル、縮小、トランスパイルによる本番環境への移行を、大幅に高速化した。
ほかにも、新しいJavaScript APIによって、Snowpackの開発サーバとビルドパイプラインをより高度に制御可能になったほか、新たに作成されたSnowpackのサーバ側ランタイムによって、Snowpackで作成されたファイルをNode.jsへ直接インポートできるようになり、Node.jsとフロントエンドの両方で統合されたビルドパイプラインが実現し、オンデマンドビルドパフォーマンスを向上している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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