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ベルフェイスの根幹"カスタマーサクセス"を実現させるプロダクト開発への挑戦

コロナ禍で必要になった新たなプロダクトデザインコンセプトとは? ベルフェイスの事例に学ぶ

ベルフェイスの根幹"カスタマーサクセス"を実現させるプロダクト開発への挑戦 第1回


ユーザーの利用シーンの解像度を上げる

 そこでまずはユーザーの利用シーンの解像度を上げることからスタートしました。実際にユーザーインタビューを行う中でこのような傾向が見えてきました。

商談は失敗できない
  • ちょっとした手間、案内の難しさがお客さまの気持ちを一気に冷めさせてしまう
    コドモン足立さんのnoteにある「オンライン商談のシステムは『お客様の快適さ』によって選ぶ」という言葉はとても参考になりました。
商談は日々行われる
  • 日常的に「接する」プロダクトであることを意識しなければいけない
  • 人の慣れを意識しなければいけない
丁寧に先輩から教えてもらえるとは限らない
  • 「bellFace使って営業してね!」と教えられるだけのケースも多く、新人に逐一ツールの使い方の説明はしない

 きちんとこれらの利用シーンを前提にしたデザインコンセプトを言語化しなければいけませんでした。

たどり着いたデザインコンセプト

 デザインコンセプトを決めるにあたって、次のような2つのリモコンの比較をしてみました。

 ボタンが多い左のリモコンは、多機能でいろいろなことができるかもしれません。ただ普段から使うボタンはごく一部ですし、各ボタンを押すとどのような挙動を示すかを把握することは大変です。僕には4歳の娘がいますが、左のリモコンは使うことはできませんが、右のリモコンは使いこなし好きなアニメをよく見ています。

 そこで、新しいデザインコンセプトを作る上で大切にしたことは「なんとなくできちゃう」ことでした。一瞬でも立ち止まる、思考が入ると途端にプロダクトは使いづらくなってしまいます。

 これらを踏まえて、bellFaceのプロダクトデザインコンセプトは「無意識につかえちゃうUI」となりました。

 「つかえちゃう」はまさに無意識ともつながっており、こだわった表現です(笑)。

  • UIを見て(触って)、一瞬でなんとなく分かるか?
  • なんとなく分かる範囲で情報は極小化できているか?
  • 「あったら良いな」は実装しない、「なくては困る」を実装できているか?
  • 学習コストを極小化し、慣れやすくしているか?

 プロダクトデザインコンセプトはこういった具体的なチェック基準に落としていきました。

 次回は、実際にbellFaceのプロダクトデザインを行っているデザイナーから、UIデザイナーとしての心得と具体的な方法について紹介させていただきます。

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この記事の著者

石田 啓(イシダ タスク)

 2008年株式会社ディー・エヌ・エーに入社。EC事業部(当時ビッダーズ)にて、新規営業の部署に配属。初年度に全社営業MVPを受賞。その後、事業開発グループに異動し、中国EC市場やシニア市場の新規事業調査を経て、ソーシャルゲームの企画部に配属。2011年に独立し、共同購入サービスや台湾ECモールの新...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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