米Googleは、Cloud Runサービスへのルーティングが可能な新イベント機能「Eventarc」の一般提供を、1月29日(現地時間)に開始した。
Eventarcは、60以上のGoogle Cloudソースから、Cloud Auditログ経由でイベントを受信でき、オンデマンドでのスケーラビリティを備えており、最小料金なしでの利用が可能になっている。
今回の一般提供では、gcloudコマンドにおいてbeta句が不要になり、従来なら「gcloud beta eventarc」と指定していたものが、「gcloud eventarc」と記述できるようになった。また、--matching-criteriaフラグが--event-filtersに変更されたほか、--destination-run-regionが地域トリガー作成時のオプションとなり、指定が行われない場合はトリガーの場所が入力されるようになっている。
また、パブリックプレビューでは、Pub/Subトリガを作成すると、EventarcがアプリケーションとCloud Runサービス間のトランスポートトピックとして使用するためのPub/Subトピックを作成していたが、一般提供ではプロジェクト内の既存のPub/Subトピックを、-transport-topic-gcloudフラグを用いて指定可能になった。
さらに一般提供では、パブリックプレビューでサポートされていた、asia-east1、europe-west1、us-central1、us-east1、globalリージョンに加えて、asia-southeast1、europe-north1、europe-west4、us-west1リージョンでも利用できるようになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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