開発において想像以上の時間を取られる開発者テスト。CodeZineを運営する翔泳社では、バグを減らし効率よく開発するためのテスト手法について解説した『ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方』を3月17日(水)に発売しました。
『ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方』は、品質コンサルタントの高橋寿一さんが執筆。ソフトウェア開発の現場で開発者が使えるテスト手法を解説しています。
本書はロングセラー『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト』の続編であり、特に開発上流での品質を向上させるためのテストについて、「単体テスト」「リファクタリング」「アジャイル開発での品質担保」「テストの自動化」といったテーマを取り上げています。
開発者テストの手法を習得して効率よくバグを減らし、よりよいプロダクトの開発に時間を使いましょう!
目次
第1章 はじめに
第2章 上流品質向上のためのテスト
2.1 上流品質活動
2.2 さぼる・逆らう人のための上流テスト講座
2.2.1 上流品質と出荷後の品質
2.2.2 上流品質と残バグのリスク
2.3 まとめ
第3章 開発者テストの基本の基本
3.1 開発者がこれだけは知っておくべきテスト手法
3.1.1 境界値テスト
3.1.2 状態遷移テスト
第4章 コードベースの単体テスト
4.1 コードベースの単体テストとは
4.2 命令網羅(C0カバレッジ)
4.3 分岐網羅(C1カバレッジ)
4.4 よくある単体テストの間違い――コードベースの単体テスト
4.5 知っているようで知らないコードベースの単体テストの書き方
4.5.1 一般的なテスト方法(TDD)
4.6 網羅率――コードベースの単体テストの成否を計測する
第5章 単体テストの効率化――楽勝単体テスト
5.1 コードの複雑度
5.2. どこを単体テストをすればよいか?――単体テストやってる暇ありませんという人のために
5.2.1 単体テストのやる箇所を絞る
5.2.2 筆者の独自手法――ファイルを2つにぶった切る
5.2.3 明確なメリット
第6章 機能単位の単体テスト
6.1 開発者がやるべき単機能のテスト
6.1.1 例 ソート機能の単体テスト
6.2 ブラックボックステスト・ホワイトボックステスト
第7章 リファクタリング
7.1 やはり複雑です、そのコード! 書けません単体テスト
7.2 ファイルのコードのリファクタリング
7.3 ビッグクラスのリファクタリング
7.3.1 CKメトリックス
7.4 複雑度を下げるリファクタリング
7.5 出口は1つ
7.6 MVC分離
第8章 コードレビュー
第9章 統合テスト
9.1 統合テストのパターン
9.1.1 統合テスト重視の実例
9.2 APIテストとAPIバグ密度の考え方
第10章 システムテストの自動化
10.1 最悪のシステムテスト
10.2 キーワード駆動型自動テスト
10.3 妄想な自動化
第11章 探索的テスト
第12章 まとめ――テスト全体のデザイン
12.1 単体テストなしで疲弊する組織
第13章 品質と要求仕様とテストのケース
第14章 アジャイル開発 versus ウォーターフォール開発
14.1 ウォーターフォール開発のプロジェクト管理
14.2 アジャイル開発の上流品質
第15章 開発者テストの実サンプル
15.1 単体テスト
15.1.1 Setup――簡単なアプリを作る
15.1.2 単体テストのセットアップ
15.1.3 単体テストを作る
15.2 コード網羅測定
15.2.1 コード網羅ツールの準備
15.2.2 一番簡単な網羅(命令網羅)
15.2.3 分岐網羅
15.3 CI/CD設定
15.3.1 ソースコード管理
15.3.2 CircleCI
15.3.3 Code Coverage設定
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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