米Googleは、ノーコードでのビジネスプロセス自動化を可能にする「AppSheet Automation」の一般提供を、4月15日(現地時間)に開始した。
AppSheet Automationは、コーディングスキルがなくても構造化データのドキュメントからの抽出などが可能で、GoogleスプレッドシートやGoogle Driveといった、さまざまなデータソースとの互換性を備えている。
これまで行われていた早期アクセスでは、ユーザーの64%がAppSheet Automationによって、領収書や請求書といった非構造化データから構造化データを抽出する作業を自動化し、本来集中すべき作業に注力しているという。
すでに、世界中のさまざまな企業がAppSheet Automationを導入しており、フィリピンのGlobe Telecomでは、AppSheetによって8時間以内に50超のビジネスアプリを構築した。また、米EBSCOは従業員の新人研修中のW9(アメリカにおける納税申告書)の自動取り込みや、プロセスのギャップ解消など、さまざまなタスクにAppSheet Automationを使用している。
今回の、一般提供開始にあたって、データソースイベントサポートをGoogleスプレッドシートやGoogle Driveに拡張した。また、今後はGmailにAppSheetビューを埋め込んで、外出先で承認を実行する機能を構築し、現在のインターフェースを離れることなくプロセス承認を行えるようにしていく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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