RaiseTechは、エンジニアとして副業をしている人を対象に実施したエンジニア市場に関する実態調査の結果を、5月11日に発表した。
同アンケートは、4月13日~14日の期間にインターネット上で実施され、1121名より有効回答を得ている。
「エンジニアを始める前に経験のある副業を教えてください」と質問したところ、「ポイントサイト(28.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「アンケートモニター(27.6%)」「株式投資(23.2%)」と続いた。
そのほか「アフィリエイト(19.1%)」「転売(せどり)(19.0%)」「ネットショップ運営(18.9%)」と、副業としては一般的にイメージしやすい仕事が並んだ。
また、「その副業による月の収入額を教えてください(複数経験のある方は合算した収入額の月平均をお答えください)」と質問したところ、「5万円未満(36.3%)」が最多で、次いで「5万円~10万円未満(23.8%)」「10万円~30万円未満(18.5%)」と続いた。
「副業でエンジニアを始めた理由を教えてください」と質問したところ、「収入をさらに増やしたかったから(40.1%)」と回答した人が最も多く、次に多かったのは「副業やWワークをしたいと思っていたから(18.0%)」「やっていた副業の収入額が少なかったから(15.9%)」だった。「スキルを身に付けて市場価値を高めたかったから(5.6%)」は5%台に留まった。収入に関する回答に多数集まっていることから、副業での収入アップを望んでいる人も多いことが分かった。
また、「現在の副業(エンジニア)の満足度を教えてください」と質問したところ、全体の7割近くが「とても満足(14.2%)」「それなりに満足(55.5%)」と回答した。
「現在の副業(エンジニア)による1か月あたりの収入額を教えてください」と質問したところ、「5万円未満(34.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「5万円~10万円未満(23.2%)」「10万円~30万円未満(21.2%)」と続いた。
初めに聞いた「エンジニアを始める前に手がけていた副業の収入」と同じ並びになっているものの、最初の収入額と比較すると「10万円~50万円未満」の割合が増えていることが分かった。
また、「エンジニアとして副業を行う際に特に大変だったことや難しかったことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「専門的なスキルを身に付けること(37.5%)」が最多で、その次に「精度の高いスキルを身に付けること(32.2%)」「時間管理(29.1%)」が多かった。そのほか「本業との棲み分け(19.5%)」という回答が少なくないことから、本業とのバランスに悩んでる人の多さが伺えた。
「どのようにしてエンジニアの勉強を行いましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「Web講座の受講(27.8%)」と回答した方が最も多く、次いで「勉強会やセミナーへの参加(26.9%)」「関連書籍の購読(26.5%)」と回答が続いた。
また、「今後もエンジニアの需要は増えると思いますか?」と質問したところ、全体の6割以上が「確実に増えると思う(18.7%)」「多分増えると思う(45.1%)」と回答した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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