米Microsoftは、統合開発環境「Visual Studio 2022」の最初のプレビューリリースであり、64ビット版Visual Studioの最初のリリースとなる「Visual Studio 2022 Preview 1」を、6月17日(現地時間)に公開した。
Preview 1は、新たな64ビットプラットフォームのスケーラビリティをテストして調整することを目標としており、Visual Studioは新たな64ビットプラットフォームによって、特に複雑なソリューションを扱う場合や長期間にわたって使用される場合に、信頼性の向上に必要なすべてのシステムリソースを利用するよう、スケーリングできるようになっている。
なお、64ビットの変換作業はVisual Studioのすべての部分に影響するため、スコープは通常のプレビューよりもはるかに大きくなった。また、Preview 1は従来バージョンのVisual Studioと同時にインストールすることが可能で、Community、Pro、Enterpriseの3種類のエディションが用意され、すべて無料で使用できる。
現時点では、Visual Studioにおける64ビットへの移行作業はまだ完了しておらず、Visual Studio 2019の一部の機能は今回リリースされたPreview 1には含まれていない。Preview 2からは、新機能の搭載やパフォーマンス改善にも取り組んでいく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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