GNU/LinuxディストリビューションDebianの開発を行ってるDebianプロジェクトは、最新安定版となる「Debian 10.10」を、6月19日(現地時間)にリリースした。
「Debian 10.10」では、おもにセキュリティ問題の修正と、いくつかの重大な問題の調整が行われている。
おもな修正内容としては、aptパッケージにおいてデフォルトでリポジトリのスイート名の変更を受け入れるようになったほか、awstatsパッケージにおけるリモートファイルアクセス問題の修正、berusky2パッケージにおける起動時のセグメンテーション違反に関する問題の修正、dput-ngパッケージにおけるサーバからのEACCESの場合にsftpアップローダがクラッシュする問題の修正、fig2devパッケージにおけるバッファオーバーフローの修正など、数多くのセキュリティ修正が実施された。
そのほか、sogo-connectorパッケージが現在のThunderbirdバージョンと互換性がないことから削除されるとともに、Debianインストーラが更新され、ポイントリリースによって安定版に組み込まれた修正が含まれるようになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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