New Relicは、同社が年に一度開催する技術カンファレンス「FutureStack」で、エンジニアがソフトウェアの設計や構築、デプロイ、運用を行う際のオブザーバビリティのデータドリブンなアプローチを支援する一連の新機能および新たなコミュニティ貢献施策を、6月22日に発表した。
同社は、Kubernetesの可視化を可能にするPixie Labsの買収を2020年の12月に発表しており、今回はNew Relic OneにPixieで計測したKubernetesのテレメトリーを連携することができ、ユーザーのコード更新やサンプルデータを必要としない、Kubernetesオブザーバビリティの提供を開始した。現在、Public Betaとして公開しており、無料で利用することができる。
そのほかAPM、RUM、モバイルおよびサーバーレスなどを含むシステム全体にわたるエラーを一元化し、開発者がエラーのグループ化やデバッグのワークフローを高速化できるようになった。また、Kentik社との連携により「Network Observability」の早期アクセスプログラムを開始したほか、Formidable社とパートナーを組み、オープンソースのチャート作成ライブラリを自由に使用できるようになった。これにより、New Relic Oneのダッシュボードにおけるデータ可視化表現がより強化される。
さらに、新たなコミュニティ貢献施策については、スタートアップ企業向けパッケージ「New Relic for Startups」の早期アクセスプログラムを開始したほか、学生向けの新しい無料パッケージ「New Relic Student Edition」の提供も開始している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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