チェコのJetBrainsは、型推論が可能な静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語Kotlinの最新版となる、「Kotlin 1.5.20」を6月24日(現地時間)にリリースした。
Kotlin/JVMでは、動的呼び出しによる文字列連結のコンパイルがデフォルトとなっており、同じモジュール内でのJavaのLombokで生成されたメソッドの呼び出し、JSpecifyプロジェクトを実験的にサポートしている。
Kotlin/Nativeコンパイラは、ドキュメントコメント(KDoc)をKotlinコードからObjective-Cフレームワークにエクスポートできるようになったほか、Array.copyInto()においてメモリ管理が最適化され、最大20倍の高速化を実現した。
そのほかでは、Kotlin/JSのIRバックエンドを安定させるための作業が引き続き行われている。また、Kotlinタスクの並列実行がGradle並列実行メカニズムによって完全に制御されるようになった。さらに、isLowerCase()/isUpperCase()ですべての文字をチェックするようになるとともに、Kotlin/JVM、Kotlin/Native、Kotlin/JSのすべてでdigitToInt()がUnicode数字をサポートするようになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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