Web開発のためのJavaScriptフレームワークEmber開発チームは、9月20日(現地時間)頃にリリース予定の「Ember 4.0」について、7月14日(現地時間)付の公式ブログ投稿にて紹介している。
「Ember 4.0」には、これまでのEmberのメジャーバージョンと同様に、新機能は含まれていない。また、現在の主流バージョンであるEmber Octane(Ember 3.15)リリース後も、既存のアプリケーションとアドオンコードによって広く使われている、EmberComponent APIおよびEmberObjectシステムのコアは削除されない。
なお、「Ember 4.0」ではEmber 3.xで非推奨となったAPIがすべて削除されるほか、数週間の自動アップグレードリリースサイクルを採用するエバーグリーンWebブラウザだけでなく、非エバーグリーンブラウザもサポートしており、エバーグリーンブラウザ用にローリングの最小バージョンを作成し、非エバーグリーンブラウザ用に従来の固定された最小バージョンを使用できる。
バージョン3.x系列の最終版である「Ember 3.28」は9月にLTSとなり、バージョン4.x系列では2022年3月頃のリリースを予定する「Ember 4.4」が最初のLTSとなる。
「Ember 4.0」の最初のベータ版は、今後6週間以内のリリースを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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