「Couchbase Server 7.0」では、最新のトランザクションアプリケーションをサポートするために、SQLトランザクションをN1QLクエリ言語に追加しており、複数の同時アクティビティが発生した場合の操作のデータ整合性を確保すべく、マルチステートメントトランザクションとしてフレーム化されている。これらのSQLトランザクションは、Couchbase SDKでサポートされているアプリケーションレベルのトランザクション性と連携して機能するため、アプリケーションの動作とパフォーマンス管理を高度に制御できる。
さらに、新たな動的データ封じ込めモデルとして、スコープとコレクションがCouchbaseバケットとJSONドキュメントの間の新しいデータ編成レイヤとして追加され、これらを組み合わせることで、CouchbaseをRDBMSスキーマにマップする多層構造をサポートする、柔軟なNoSQLシステムにするとともに、NoSQLの柔軟性を維持しつつオンデマンドで新しいデータ構造を追加している。
ほかにも、新たなデータ整合性管理ライブラリであるChronicleの導入によって、パフォーマンスとノード間のデータ密度の両方を、大幅に向上するとともに、コレクションのPrometheusベースの統計や、Kubernetes YAMLファイルで定義されたしきい値に基づいてクラスタを自動スケーリングする「Autonomous Operator 2.8」などが追加された。