JavaScriptを使って、End to Endのテストを作成できるCypressの開発チームは、最新バージョンとなる「Cypress 8.2.0」を8月4日(現地時間)にリリースした。
「Cypress 8.2.0」では、cy.session()を使用することで、テストのセットアップ時間を短縮するために、cookie、localStorage、sessionStorageのキャッシュと復元ができるようになっている。
また、fetchリクエストがexperimentalFetchSupportが有効になっているかどうかに関わらず、常にコマンドログに表示されるようになり、XHR、fetch、cy.intercept()の重複ログが統合され、cy.intercept()をクリックしてリクエストログを更新した際に、コンソールに情報を表示するエクスペリエンスを改善するなど、HTTPリクエストに関するいくつかのロギングエクスペリエンスが更新された。
さらに、Cypress.currentTest.titleおよびCypress.currentTest.titlePathで実行中のテスト名にアクセスするためのプロパティCypress.currentTestが追加されている。
ほかにも、Firefoxでcookieがクリアされた際に「removing cookie failed」と表示される不具合や、アプリケーションエラーがスローされたときに、特定の状況で「cannot read property split of undefined」というエラーが表示される不具合、beforeフック付きのスイートにネストされた際に、最終テストが適切に実行されない不具合など、いくつかのバグ修正が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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