米Googleは、Django ORMにおけるCloud Spannerサポートの一般提供を、10月30日(現地時間)に開始した。
Django ORMにおけるCloud Spannerのサポートは、Cloud Spanner向けのPythonクライアントライブラリを使用して作成された、サードパーティによるデータベースバックエンドである、django-google-spannerを利用することで実現されている。
Django ORMは、Pythonオブジェクトをリレーショナルデータにマッピングする、Django Web フレームワークの強力なスタンドアロンコンポーネントで、基盤となるデータベースへのPythonicインターフェイスを提供し、スキーマの変更を自動的に生成し、スキーマのバージョン履歴を管理するためのツールが含まれており、今回のCloud Spannerとの統合によって、DjangoアプリケーションはCloud Spannerの高可用性と大規模な一貫性を利用できるようになる。
django-google-spannerは、Django 2.2.xまたは3.2.xをサポートしており、Python 3.6以降が必要となっている。また、新たにNUMERIC型のサポートが追加された。
なお、一部のDjangoデータベース機能は、Cloud Spanner APIと互換性がないため無効化されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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