クラスメソッドは、同社が提供しているAWS総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」登録アカウントへの請求情報に基づく、2016年1月~2021年6月の期間におけるAWSの利用サービス別分析およびランキングを11月25日に発表した。
調査結果によれば、2021年上半期のサービスカテゴリ別利用費ランキングは、1位がコンピューティング(Amazon EC2などAWS上でのアプリケーション実行に関わるサービス群)、2位がデータベース(Amazon RDSやAmazon DynamoDBなどデータベース関連サービス群)、3位がネットワーキングとコンテンツ配信(Amazon CloudfrontやAmazon VPCなどのセキュアなネットワーク機能とコンテンツ配信に関わるサービス群)、4位がストレージ(Amazon S3、Amazon EBS、Amazon EFSなどストレージサービス群)、5位が分析(Amazon RedshiftやAmazon Athena、Amazon Kinesisなどのデータウェアハウスと分析ツール群)となっている。
利用費総額ランキングで上位となったサービスカテゴリの利用費は、全体的にいずれも増加傾向ながら、とりわけコンテナの急伸、2020年第1四半期からのエンドユーザーコンピューティングの急増、2020年第2四半期からのネットワーキングとコンテンツ配信の増加加速が目立つ。
業種ごとの利用状況をみると、2020年はエンドユーザーコンピューティングの利用比率に、業種ごとのテレワークの導入しやすさが表れたほか、金融業や外食・中食業では他業界よりも分析の活用が進んでいる。また、不動産業では業界リーダー企業がAWSを積極的に導入しており、コンテナの活用も大きく進んでいることから、業界全体の合計額にも影響を与えた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です