NEXERは、同社が運営する日本トレンドリサーチが、アクロネットと共同で実施した、「ITエンジニア」に関するアンケート調査の結果を11月26日に発表した。同調査は、ITエンジニアの職に就いたことのある人280名に対して、11月14日~16日の期間に行われている。
調査対象者に、ITエンジニアとして働くなら、フリーランスと正社員のどちらがよいかを尋ねたところ、「正社員」を挙げる回答が65.6%を占めた。
フリーランス経験の有無を尋ねた質問では、フリーランス経験が「ある」という回答は24.1%となっている。
ITエンジニアとして働くなら、フリーランスと正社員のどちらがよいかという質問への回答を、フリーランス経験のない人に限定してみると、「正社員」という回答が71.7%に達しており、フリーランスとして働いたことのない人の方が、正社員として働いた方がよいと思っていることが明らかになった。
正社員の方がよいと思う理由としては、「自分で仕事をとる実力があれば、フリーランスの方が稼げるが、ITエンジニアとしてはまだ勉強中である場合は、会社で仕事をしながら上司や同僚に教えてもらって技術を磨くのがいいと思うから」「厚生年金や退職金の制度があるため」「社会保障費や各経費を考慮すると、フリーランスでの実質的収入が会社員を超えるには、かなりの努力を要すると思われるから」といった意見が寄せられている。
一方、フリーランスの方がよいと思う理由としては、「収入がいいので。技術があればフリーランスでやるべき」「自由がきく方がよいと思ったから」「作成したプログラムが自分のものになる」「部下の管理とか余計な縛りがないから楽でいい」「自ら営業できて、得意な分野で仕事ができる」といった意見が寄せられた。
ITエンジニアとして働くなら、フリーランスと正社員のどちらがよいかという質問への回答を、フリーランス経験のある人に限定してみると、「フリーランス」を挙げる回答が35.4%に達している。
正社員の方がよいと思う理由としては、「仕事を得るための縁が見つかりにくい。また、安定した給与がないと大胆な方法に出づらい」「営業力に自信がないので」「給与の面で安定しているので生活に不安が出ないから」といった意見が寄せられた。
フリーランスの方がよいと思う理由としては、「働く時間を自由に決められるから」「自分の能力を最大限売れる」「大変な案件の時、正社員は逃げられない」「実力次第で努力で何とでもできる」といった意見が寄せられている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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