JavaScriptのテストフレームワークであるAVAの開発チームは、最新版となる「AVA 4.0.0」を1月3日(現地時間)にリリースした。
「AVA 4.0.0」では、テストファイルがデフォルトでワーカースレッドにて実行されるようになり、実行速度がわずかに高速化したほか、実験的に搭載されていた、AVAのメインプロセスのワーカースレッドにプログラムをロードして、テストワーカーで実行されているコードと通信する機能である共有ワーカーが正式提供となっている。
また、CLIではテストファイルのサブセットを選択するためのパターンが提供可能になるとともに、.gitディレクトリ(またはファイル)があるディレクトリを見つけるまで、親ディレクトリにある構成ファイルを検索するようになり、スナップショットにはレポートファイルの再生成に必要なすべての情報が含まれるようになったほか、実行に失敗したテストファイルを記録するようになり、再度の実行時に失敗したテストファイルを優先して実行するようになった。
さらに、ESモジュールの完全なサポート、型推論を備えた専用のマクロ、Node.jsに組み込まれているソースマップのサポート、TypeScriptにおける型ガードのサポートなど、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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