GNOME Foundationは、WaylandまたはX Window System上で利用可能なデスクトップ環境GNOMEの最新バージョンとなる、「GNOME 42」を3月23日(現地時間)にリリースした。
「GNOME 42」では、ダークUIスタイルが導入されており、ダークUIスタイルに切り替えると、壁紙もそれに合わせたスタイルへと変更される。また、アプリケーションはシステムスタイルの設定に依存しない、独自のスタイル設定を提供できるようになり、個々のアプリケーションでUIスタイルを切り替えられる。
さらに、スクリーンショット機能が新たに作り直され、同じツールからスクリーンショットとスクリーン録画を取得可能になっている。
また、標準アプリケーションのいくつかが、GTK 4とlibadwaitaにアップグレードされ、ルック&フィールなどが更新された。また、他のアプリケーションでもGTK 4とlibadwaitaへの移植作業が進められている。
そのほか、デフォルトアプリケーションにテキストエディタとコンソールが追加され、タブUIやダークUIスタイルがサポートされるとともに、パフォーマンスの向上、RDPのサポートなどが行われた。
なお、開発者エクスペリエンスの変更としては、ユーザーインターフェースガイドラインの更新、BuilderにおけるRust、Python、Valaで新しいアプリケーションを作成するための新たなテンプレートの追加、Sysprofの開発バージョンにおけるFlatpakアプリケーションのデバッグ情報検出機能の追加など、数多くの機能追加・改善が実施された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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