LAPRASは、クローリングなどを用いてユーザーの個人情報を収集・活用する際のプライバシー保護に関する特許を取得したことを、3月30日に発表した。
LAPRASでは、ユーザーがWeb上で公開している情報をクローリングなどにより収集することでポートフォリオを生成することができる。一方で、ユーザーには「SNS上でのプライベートな活動は、エンジニアコミュニティでの活動とは切り離したい」など、提供する情報を選択するニーズもある。
本特許では、クローリングなどにより収集されるデータについて、データの公開・非公開をユーザーが選択可能とする構成が含まれている。例えば、制限したいクロール先のWebサイトをユーザーが指定することで、そのWebサイトからのデータ収集やデータの公開を制限できる。これにより、クローリングなどによる自身の情報を自動的に収集できるメリットを活かしつつ、ユーザーのニーズを満たした情報提供が可能となる。
LAPRASは今後、本特許技術を活かしながらWeb上の情報を元にユーザーが「どうありたいか」「どう見られたいか」を可視化し、本人に最善となる選択肢とマッチングできる技術の開発を目指す。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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