米Googleは、コミュニティイベント「Google I/O」において、エンタープライズデータベースワークロードを最新にするための強力なオプションを提供する、フルマネージドのPostgreSQL互換データベースサービス「AlloyDB for PostgreSQL」のプレビューを、5月12日(現地時間)に発表した。
AlloyDB for PostgreSQLのパフォーマンスは、標準構成のPostgreSQLと比較して、トランザクションワークロードでは4倍以上高速であり、分析クエリでは最大100倍の高速性能を実現している。また、Amazonの同等のサービスと比較して、トランザクションワークロードが2倍高速だった。
AlloyDB for PostgreSQLは、Googleにおけるスケールアウトコンピューティングとストレージ、業界をリードする可用性、セキュリティ、AI/機械学習を活用した管理とPostgreSQLの完全な互換性を組み合わせ、ミッションクリティカルに対応する企業向けアプリケーションの実行に期待されるパフォーマンス、スケーラビリティ、管理性、信頼性を実現している。
AlloyDB for PostgreSQLのコアは、PostgreSQL用として特別に構築されたインテリジェントなデータベース最適化ストレージサービスで、YouTube、検索、マップ、Gmailといった大規模なGoogleサービスと同じインフラストラクチャビルディングブロックを使用して、スタックのすべてのレイヤでコンピューティングとストレージをディスアグリゲートしつつ、シームレスな拡張を可能にする。
最新バージョンであるPostgreSQL 14との完全な互換性を維持しているので、既存の開発スキルやツールを再利用して、コードを変更することなく既存のPostgreSQLアプリケーションを移行できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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