米GitLabは、同社が開発・提供するGitリポジトリマネージャGitLabのエディタ機能であるWeb IDEを、Visual Studio Codeベースに置き換えることを、5月23日(現地時間)に発表した。
Web IDEは、GitLabに統合されており、Webブラウザによるコードの管理や編集を可能にする機能。軽量かつ直感的ながら、IDE(統合開発環境)を名乗るには、コンテキストアクションやドラッグ&ドロップをサポートする折りたたみ式のファイルパネル、マージリクエストとの緊密な統合など、不足している機能も多かった。
今回の、Visual Studio CodeベースのWeb IDEへの移行決定にともない、今後のマイルストーンではVisual Studio CodeベースのWeb IDEではまだ利用できない機能への対応を進めるとともに、既存のWeb IDEに依存したワークフローがVisual Studio CodeベースのWeb IDEで動作するかの検証が行われる。
なお、Visual Studio CodeベースのWeb IDEは、GitLab 15.x系列での提供開始を見込む。また、現時点ではVisual Studio CodeベースのWeb IDEにはランタイム環境が組み込まれていないので、リアルタイムプレビューの生成やテストの実行などはできない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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