Visionalは、同社が運営する脆弱性管理クラウド「yamory(ヤモリー)」が、グロービスに導入されたことを8月18日に発表した。
グロービスは、経営大学院(MBA)やテーラーメイド型の企業内研修などの運営を通じて、人材育成に関わっており、現在は“テクノベート時代の世界No.1 MBAへ”という目標を掲げ、約5年前にはEdTech新規事業部門を創設して、質とスピードの両方を保ったプロダクト開発を行うためのエンジニア組織を構築している。
同社は、ITシステムの脆弱性対策において、より効率的な管理、迅速な対策ができる方法を模索した結果、今回の「yamory」導入に至ったという。
「yamory」導入によって、従来はすべてのシステムレイヤにおける脆弱性を管理するために、それぞれのレイヤに対してツールを使い分ける必要があったが、複数のレイヤの脆弱性管理が一元化可能になり、より効率的で網羅的な脆弱性の検知、管理・対策が実現した。
さらに、各開発チームのリポジトリを可視化し、脆弱性への対応有無も自動で管理・確認できるほか、独自のデータベースに脆弱性情報が集約されているため、迅速な脆弱性検知が可能になり、ゼロデイ脆弱性なども素早く検知できるようになるとともに、緊急性が高い脆弱性への迅速な対策も期待しているという。
「yamory」は、ITシステムの脆弱性を自動で検知し、管理・対策が可能なクラウドサービス。独自で構築した脆弱性のデータベースを使用し、危険度のレベルを算出して対応の優先度を自動で判断するオートトリアージ機能を搭載している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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