エンジニアにとって新しい技術や知識、スキルを習得したいときに重宝する技術書。その選び方や読み方、学びにつながる情報発信の方法を、執筆と読書の達人であるIPUSIRONさんと増井敏克さんが紹介する書籍『「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック』が、CodeZineを運営する翔泳社から11月4日(金)に発売となりました。
本書は、エンジニアが技術書を読む際にどんなことを意識すればより確実に内容を自分の血肉にできるのかを解説した本です。
著者の二人は大の読書家でもあり、技術書からどのように学べばよいのかを心得ている達人です。そんな著者陣が、自分に合った技術書の見つけ方や選び方、モチベーションを保ちながら効率よく読み通す方法、さらに成長につながるアウトプットの仕方を紹介してくれています。
普段から技術書を読んでいる方だけでなく、あまり技術書には触れてこなかった方も、エンジニアとしてレベルアップするための技術書の読み方が身につくはずです。
著者紹介
◆IPUSIRON
2001年に『ハッカーの教科書』(データハウス)を上梓。情報セキュリティと物理的セキュリティを総合的な観点から研究しつつ、執筆を中心に活動中。主な書著に『ハッキング・ラボのつくりかた』『暗号技術のすべて』(翔泳社)、『ホワイトハッカーの教科書』(C&R研究所)、『ハッカーの学校』『ハッカーの学校 個人情報調査の教科書』『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』(データハウス)がある。
◆増井敏克
増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。また、ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。著書に『プログラマ脳を鍛える数学パズル』『IT用語図鑑』『図解まるわかりデータサイエンスのしくみ』(以上、翔泳社)、『プログラミング言語図鑑』(ソシム)、『基礎からのWeb開発リテラシー』(技術評論社)などがある。
目次
第1部 選び方
1-1 あらゆる手段で本を見つける!書店の歩き方からITツールの活用法まで(著:増井敏克)
・何を読んだらいいのかわからない? ~書店での選び方のヒント~
・本の種類別に考える選び方 ~技術書の種類を知る~
・新刊の発売に気づく工夫 ~エンジニアなら自動化しよう~
・"名著"の罠 ~「よい」本を選ぶのは難しい~
・図書館の活用 ~貴重な本に出会う~
・本を読む目的と選び方の関係 ~目指すゴールによって選ぶ本は変わる~
1-2 世界が広がる!貪欲に本を求めれば、出会うはずがない本にも出会える(著:IPUSIRON)
・悪書・良書を気にする必要はない
・レベル感の合った本を選ぶ
・くじ引き読書法
・英語の技術書という選択肢
第2部 読み方
2-1 比べて、使い分ける。時間をムダにせず理解を深める(増井敏克)
・「『3』の発想」 ~1つのテーマで3冊の本を読む~
・分類とリンク ~読んだ本を整理する~
・電子書籍と紙書籍を使い分ける ~それぞれのメリット・デメリットを把握する~
・読書にかける時間 ~本の価値を時給換算する~
・プログラミング書の読み方 ~動くコードを自分で書く~
・数学書の読み方 ~文系・理系それぞれのアプローチ~
・積読の解消法 ~優先順位を設定する~
2-2 ルール無用。精読、多読、乱読し、読書の枠を超えてゆけ(IPUSIRON)
・読書にルールなし
・過去に読んだ本をもう一度読んで成長を実感する
・読書の枠を超えて学習を加速する
・ページを破って持ち歩く分冊化読書法
・1冊90分で読む時間制限読書法
・マーキング読書法で脳に刻み込む
・オーディオブックでインプット量を増大させる
・電子書籍のメモやノートを取る
・DeepL翻訳で英語の技術資料を読む
・読書記録のすすめ
・3年で成果を出すための一点突破読書法
・1年で1,000冊を読破する超多読法
・読書を助ける便利なグッズやアプリ
第3部 情報発信&共有
3-1 成長のチャンスはアウトプットにあり(増井敏克)
・アウトプットは最大の成長 ~講演や勉強会でスキルアップ~
・発信するテーマの選び方 ~「自分ならこうする」を発信する~
・執筆における工夫 ~「便利なツール」を活用する~
3-2 アウトプットも「遅すぎる」ことはない(IPUSIRON)
・技術書の読書におけるアウトプット
・たくさんアウトプットしよう
・いつでもどこでもアウトプット
・レビューの有効性
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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