サイトー企画は、Windows用テキストエディタ「秀丸エディタ」の最新版となるバージョン9.19を、10月27日にリリースした。税込4400円のシェアウェアで、Microsoft Storeでも購入できる。
バージョン9.19における、もっとも大きな新機能の1つがJavaScriptへの対応で、マクロ内で「js{}」で囲った部分がJavaScriptとして動作するようになった。
なお、従来のマクロもすべて「()」を付けることで、メソッドとしてJavaScript経由で呼び出せるようになっているほか、スクリプトエンジンの指定も可能なので、スクリプトエンジンとしてWebView2を指定すれば、V8 JavaScriptエンジンを使用できる。
さらに、JavaScriptへの対応と、js用オブジェクトの追加によって、外部のプログラムの応答を待つことなく続行する処理を行いやすくなっている。
もう1つの大きな新機能は、モダン風カスタマイズの導入で、ツールバーをフォントの文字と色を指定するだけで、シンプルかつ自由に変更可能になるとともに、ダークモードの適用範囲を拡大し、検索、grep、クリップボード履歴といったよく使うダイアログモードもダークモードに対応した。
そのほか、「開く」ダイアログは「秀丸ファイラーClassic」(バージョン1.80β以降)の「開く」ダイアログとの連携に対応しており、メニューバー非表示状態ではすべてのモードで、画面が上下に揺れることなく操作できるようになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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