米Amazon Web Servicesは、ユーザーが使用しているリソースを簡単に検索可能にするサービス「AWS Resource Explorer」の提供を11月8日(現地時間)に始めた。
AWSでサービスを開発していると、大量のリソースを作り出し、世界中のリージョンに分散配置することになることがある。こうなると、特定のリソースを探し出すだけでも手間がかかる。AWSが今回提供を始めたAWS Resource Explorerは、世界中に分散配置した大量のリソースから、目的のものを探し出す作業を容易にする。
AWS Resource Explorerを使い始めると、全世界のリソースに関する情報を集めたインデックスを作成する。インデックスの作成にかかる時間は使用しているリソースの数によって変化するが、最大で36時間かかるという。
インデックスができたら、検索画面でキーワードを入力して検索するだけですぐに目的のリソースを探し出せる。キーワードには、リージョン名やサービス名、プロジェクト名などを使用できる。
AWS Resource Explorerは追加料金なしで利用できる。現在のところ、以下のリージョンで利用できる。米国東部(オハイオ)、米国東部(バージニア北部)、米国西部(北カリフォルニア)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(東京)、アジアパシフィック(大阪)、アジアパシフィック(ムンバイ)、アジアパシフィック(ソウル)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、カナダ(中部)、欧州(フランクフルト)、欧州(アイルランド)、欧州(ロンドン)、欧州(パリ)、欧州(ストックホルム)、南米(サンパウロ)。AWSは、ほかのリージョンでもAWS Resource Explorerを利用できるように準備を進めているとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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