米VMwareは、Javaプラットフォーム向けのアプリケーションフレームワーク「Spring Framework 6.0.0」の一般提供を、Maven Centralにて11月16日(現地時間)に開始した。
Spring Framework 6.0.0は、Java 17+ベースラインを搭載し、Jakarta EE 9+に移行し、Servlet 6.0やJPA 3.1といった最近リリースされたJakarta EE 10 APIにフォーカスしている。これにより、Tomcat 10.1など最新のWebコンテナや、Hibernate ORM 6.1といった最新の永続化プロバイダへのアクセスが提供される。
また、Ahead-Of-Time変換の基盤と、対応するSpringアプリケーションコンテキストのAOT処理サポートが導入されており、Spring Boot 3でGraalVMネイティブイメージの最高レベルのサポートを可能にした。あわせて、SpringアプリケーションでProject Loomの仮想スレッドを利用できるほか、Project CRaCのチェックポイント復元アプローチによるJVM起動の高速化も可能になっている。
ほかにも、HTTPインターフェースクライアント、RFC 7807の問題の詳細のサポート、HTTPクライアントを対象にしたMicrometerベースの観測機能など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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