分散型バージョン管理システム「Git」の開発チームは、最新版となる「Git 2.39」を12月12日(現地時間)に公開した。GitはGNU General Public License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。
「Git 2.39」ではまず、「git shortlog」コマンドに新しい機能が加わった。このコマンドはプロジェクトのログを整形して出力するものだが、今回の新バージョンで、「毎月のリリース・サイクルで、どれくらいのコミットがあったのか」といった細かい条件を指定できるようになった。また、年月の表示形式を指定したり、特定の条件で並べ替えて出力させる機能も加わった。
また、レポジトリからオブジェクトを外部に移動させる「git repack」コマンドに、「--expire-to」というスイッチが追加になった。このスイッチを使うと「過去5分」など、時間制限を付けることができる。
そして「git grep --cached」コマンドで検索したときの速度が大きく向上した。前バージョンと比較すると、検索性能が70%近く向上しているという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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