Taylor Otwell氏をはじめとする、PHPによって書かれたWebアプリケーション開発のためのフレームワークであるLaravelの開発チームは、最新バージョンとなる「Laravel 10.0」を2月13日(現地時間)にリリースした。
Laravel 10.xでは、アプリケーションスケルトンとフレームワークで使用されるすべてのスタブを徹底的に更新し、すべてのメソッドシグネチャに引数と戻り値の型を導入している。さらに、不要なドキュメントブロックの型ヒント情報が削除された。
これらの変更は、既存のLaravelアプリケーションと完全に下位互換性があるため、これらの型ヒントを持たない既存アプリケーションは、引き続き正常に機能する。
また、新たなファーストパーティパッケージとなり、アプリケーションの機能フラグを管理するための軽量で合理化されたアプローチを提供するLaravel Pennantがリリースされた。Laravel Pennantには、すぐに使用可能なインメモリarrayドライバと、永続的な機能ストレージ用のdatabaseドライバが含まれている。これらの機能は、Feature::defineメソッドを通じて簡単に定義できる。
さらに、Processファサードを通じて外部プロセスを開始および操作するための新たな抽象化レイヤが導入されており、プロセスはプールでの開始も可能なので並行プロセスの実行と管理が容易になる。
そのほか、HorizonとTelescopeが更新され、タイポグラフィ、間隔、デザインの改善によって新鮮かつモダンな外観となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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