米Microsoftは、Azure Developer CLI(azd)の2023年5月版(バージョン0.9.0-beta.1)の提供を、5月11日(現地時間)に開始した。
Azure Developer CLIの2023年5月版では、開発者がコードを変更することなくSpring BootアプリをAzureへ簡単にデプロイできるようにするサービスAzure Spring Appsを新たにサポートしている。あわせて、Azure Spring Appsのサポートを補完すべく、サービスを迅速に起動して実行する方法を示すいくつかのテンプレートも新たに作成された。
同リリースでは、Azure Developer CLIがサポートする他のサービスターゲットに合わせて、Azure Container Appsの実装が変更されている。従来ならAzure Container Appsを使用するアプリケーションはデプロイ中にコンテナイメージを変更するために追加のprovision操作を実行していたが、今回の変更によってAzure Container Appsをターゲットホストとして使用するアプリケーションのプロビジョニングとデプロイの速度が向上した。
さらに、Azure Container Appsをターゲットとするアプリケーションに対して、重大な変更が行われたものの、影響を受ける開発者は非常に少なく、影響を受けた場合の回避策も用意されている。また、コマンド出力の一貫性を高めることでazd downコマンドのユーザーエクスペリエンスを改善するとともに、いくつかの新しいスタータテンプレートオプションの追加など、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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