CircleCIは、2万2000以上の組織のワークフローを調査した『2023 年版ソフトウェアデリバリーに関する現状調査レポート』を6月21日に公開した。
本レポートは、2022年9月1日〜9月28日の期間に、149 か国、2万2000以上の組織で実行された1400万以上のワークフローからデータを得ている。
調査の結果、成果を収めているエンジニアリングチームは、日常的に4つのベンチマークを満たしていることが判明した。
- ワークフローの実行時間は10分以下
- 実行失敗時の修正またはロールバックによる復旧の所要時間は1時間未満
- アプリケーションのデフォルトブランチの成功率は90%超
- デプロイ頻度はビジネスのニーズに準拠し、最低でも1日1回
加えて本レポートでは、これらのベンチマークをソフトウェアチームが達成するうえでプラットフォームチームの果たす役割についても分析した。以下、概要である。
- ガードレールを構築し、全プロジェクト共通の品質標準を施行して、実行時間を短縮する。
- 効果的な監視とアラートを行うシステムを構築して、ビルド失敗を迅速に検知しチームに通知するとともに、復旧時間の追跡を行う。
- メトリクスを深掘りして調査し、チームのパフォーマンスに関する有意義なデータを明らかにする。
- 社内目標やビジネス目標をスループット目標と対応付ける。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です