MagicPodは、モバイルアプリの自動テストフレームワーク「Appium」及び、Appiumを内部で利用する各種E2Eテスト自動化ツールに対し適用可能な、「E2EテストのためのFlutterアプリ実装ガイドライン」を7月31日に公開した。本ガイドラインは、MagicPod以外の自動テストツールにも適用できる汎用的な内容となっている。
「Flutter」は、2018年にGoogleからリリースされた、オープンソースのモバイルアプリ開発フレームワーク。1つのコードベースからiOS、Android、Web、デスクトップ、その他のプラットフォーム向けにネイティブアプリケーションを構築できる。
Appiumを利用するE2Eテスト自動化ツールでFlutterアプリのテストを自動化する場合、UI要素を認識できないケースが頻繁に発生し、テスト自動化を難しくしていた。
そこでMagicPodのエンジニアチームがFlutterアプリのテストのサポートについて調査と検証を進めたところ、UI要素検出の問題を解消するには以下の3点を満たす必要があることが分かった。
- Flutterバージョン3以上を利用すること
- テストで操作する各ウィジェットにアクセシビリティ情報を指定する
- テストで操作する各ウィジェットのZオーダーを適切に設定する
本ガイドラインでは、この3つの手順について具体的に解説している。また、MagicPodだけでなく、AppiumやAppiumを内部的に利用する幅広い自動テストツールで利用できる、汎用的な内容となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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