ラグザスは、全国のIT技術関連者として働く人を対象に実施した「IT人材不足」に関するインターネット調査の結果を9月20日に発表した。
本調査は、9月にインターネット上で行われ、全国の職業が「IT技術関連者」と答えた18歳〜65歳の男女計150人から有効回答を得ている。
「Q1 IT業界において、現在IT人材不足の状況があると感じていますか?」という問では、経営者・役員の回答では「はい」が48.7%だったのに対して、IT技術関連者の約70.7%が、IT業界において現在IT人材不足の状況があると感じていた。一方で、一部のIT技術関連者がIT人材不足を感じていないと回答しています(14.7%)。これは、一部の地域や特定の技術領域においては供給と需要のバランスが良好である可能性があることを示唆している。
Q1で「ある」と答えた106人に対して、「Q2 IT人材不足がある場合、どの程度深刻だと感じていますか?」と質問したところ、非常に深刻と深刻で75%以上を締め、こちらは経営者・役員に対して実施した数字(78.1%)と同等の数字となり、「IT人材不足にある」と回答した人の殆どが深刻と感じているということが分かった。
Q1で「ある」と答えた106人に対して、「Q3 IT人材不足がある場合、どの分野またはスキルセットで特に深刻だと感じていますか?」と質問したところ、IT技術関連者の多くがプログラム開発とデータ分析の分野でIT人材不足を最も深刻に感じていることがわかった。これらの分野における高度なスキルと専門知識が要求されるため、組織はこれらの領域でのリクルーティングとスキル開発に注力する必要がある。
Q1で「ある」と答えた106人に対して、「Q4 IT人材不足がプロジェクトにどのような影響を及ぼしていると考えていますか?」と質問したところ、IT技術関連者と経営者の間で、IT人材不足に関する認識に大きな違いはないものの、技術関連者はサービス品質の低下(経営者・役員は38.4%)を最も深刻に感じており、経営者はプロジェクトの遅延(42.5%)をより重要視していることがわかった。
これらの違いは、彼らが直接的に影響を受ける領域やビジネスの視点に関連している可能性がある。組織内でのコミュニケーションと調整が重要であり、共通の目標に向けた対策の協力が求められる。
Q1で「ある」と答えた106人に対して、「Q5 IT人材不足を解消するために、どのようなリソースやサポートが必要だと感じていますか?」と質問したところ、IT技術関連者はスキルトレーニングプログラムや新しい人材の追加採用に焦点を当てており、人材不足に対処するための内部のスキル開発と外部リソースの活用が重要であると認識していることがわかった。
また、アウトソーシングの利用やプロジェクトマネジメントの強化も一部で検討されており、柔軟な対策が求められています。待遇の改善に対する関心は比較的低いため、人材不足の解決においてはスキルと専門知識の向上が中心的なアプローチとなっている。
Q1で「ある」と答えた106人に対して、「Q6 IT人材不足に対処するために、個人的にどのようなステップを講じていますか?」と質問したところ、IT技術関連者は自身のスキルセットの向上とプロジェクト管理能力の向上に注力しており、これらのステップを通じてIT人材不足に対処しようとしていることがわかった。また、転職や独立したプロフェッショナルとしての活動を検討する人も一部存在していた。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です